どこか遠い国の森の写真を見ました。隙間なく木々が伸び、真っ暗闇の風景はそこだけ別世界のようでした。森は異界だった、というのはこういうことなのだろうと感じました。
今回はそういうお話かと言うとそうでもないです。オウルメイジさんのいる森は比較的光が差し込む場所で、昼間ならば歩き回れます。でも、子ども一人で歩けば簡単に迷子になります。そんな場所です。
オウルメイジさん、とても素敵ですね。特徴的なお目々や、胸元を飾るアクセサリなど、他の魔物娘さんもそうですが、魅力に溢れています。そんな魅力的な彼女に、蓄えた数多の知恵と満ちた魔力。多分、人間に対する影響力は凄まじいことでしょう。それこそ、人の暮らしを変えてしまうくらいに。
以下、ふくろうについてとか。
オウルメイジさんは種として眼による魅了が強力なようですが、魔力を多く持っているのであれば、鳴き声にも多少はそうした力があるんじゃないかなとか思いました。あらかじめある程度自分との縁を作っておけば、そこを通じて魅了に近いことができたりしたらいいなあと。声で呼び、眼で捕らえる。そんな感じで。
夜の主役は、星空です。木々に切り取られた夜空に星が見えれば、それを何かに重ねることはできるでしょう。星座を考えたのは羊飼いだとも聞きます。知性豊かで暇を持て余した賢い魔物さんなら、きっと、山のように星座を見出してくれるはずです。図鑑世界であれば、魔物を星座にしたりするのでしょうか。していたら面白いかもしれません。アトラク=ナクア座とか舌を噛みそうですが。劇団の一座のようでもありますが。
ふと思ったのですが、ふくろうって人に懐くのでしょうか。フクロウカフェなどはありますし、鳥類でも頭が良いとは聞きますが、がっつり人にラブユーになっているイメージがあまりできません。イメージができないだけで、懐くのかもしれません。そうであったらごめんなさい。
それはそうとして、魔物である以上、オウルメイジさんたちは人に深い愛情を持っていると信じています。刷り込みのような情の抱き方であっても、母性と異性愛が混ざってしまっていても。
魔眼で歪み、巣に捕われた少年も、きっと幸せでしょう。両親からすれば、夜が明けたらいきなりいなくなっていたのですから、大変でしょうが。そのへんも、きっとどうにかなることでしょう。そういう世界だと思っています。
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- 2018/11/16(金) 22:57:39|
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